実践ロボットプログラミング LEGO Mindstorms NXTで目指せロボコン!

[著者]
藤吉弘亘・藤井隆司・鈴木裕利・石井成郎

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EV3: モータを回転させよう中・上級者向け

 ここでは、BricxCCを使用してNXCプログラムを作成、 コンパイルとEV3への転送方法を説明します。 EV3対応のBricxCCのインストールと設定ができていない場合は こちら を参考に最初にインストールと設定を行ってください。

・モータの回転
 EV3をUSBポートに接続して電源を入れます。その後、BricxCCを起動します。 設定は、Port:USB、Brick Type:EV3、Firmware:Linuxを選択して OKをクリックします。
BricxCC起動後、ファイルを新しく作成するため「File」→「New」を選択します。

BricxCC


下記のサンプルプログラムを入力します。

// Sample Program "Motor.c"
#include < stdio.h >
#include < unistd.h >
#include "C:\BricxCC\lms_api\ev3_output.h"
#include "C:\BricxCC\lms_api\ev3_command.h"
int main()
{
 if (!OutputInit())
 {
  return -1;
 }
  OnFwdEx(OUT_AB,70,0);
  Wait(10000);
  Off(OUT_AB);
}


ファイル名は「Motor.c」とします。
次にプロジェクトマネージャーを起動します。
「View」→「Project Manager」をクリックします。

BricxCC


「Files」内で右クリックして「Add」を選択して
 C:\BricxCC\lms_api\ev3_button.c
 C:\BricxCC\lms_api\ev3_command.c
 C:\BricxCC\lms_api\ev3_lcd.c
 C:\BricxCC\lms_api\ev3_output.c
 C:\BricxCC\lms_api\ev3_sound.c
 C:\BricxCC\lms_api\ev3_timer.c
を選択します。

BricxCC


これでは完全なパスが通っていないため、「File」→「Open」から 今作成したプロジェクトファイル「Motor.prj」を開きます。
※ファイルの種類は「All Files」にしてください。

開いたプロジェクトファイルに、パス「C:\BricxCC\lms_api\」を書き加えます。

BricxCC


設定は以上で終了です。
コンパイルと実行をしてみましょう。
「Compile」→「Compile and Run」を選択します。

BricxCC


ポートAとポートBのモータは10秒回転して止まります。

← BricxCCのインストールと設定 2 |  音をならしてみよう →

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